[Diablo] 噂の物乞い姉妹 - スポンサー広告ゲーム日記
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[Diablo] 噂の物乞い姉妹

※これは太古のディアブロ日記の再掲です。

リターンマッチに際し、ミルミルはひとりでこっそりレベルアップしておいたのだった。
もちろん各種魔法も覚えて、操作法もバッチリである。
というわけで、土曜日の深夜、チルチルと一緒にふたたび双子の美人姉妹を装って仲間を募集したところ、さっそく戦士と魔術師が名乗りをあげてくれたのだった。

「私たちビギナーなんですう★」
「弱いんですう★」
「すぐ死んじゃうんですう」
「おまけにSTRがなくて強い武器持てないし」

事前打合せのとおり矢継ぎ早にこういうと、戦士と魔術師は気前よく高価なリングや武器をぽいぽいとわけてくれるのであった。
ぐふふふ…、もらい道極めたり。
以前もらった装備を売り払って換金することも忘れない、ちゃっかり者の双子姉妹だった。

準備を整えて、さっそく中級者用のダンジョンへ潜ると、「ここじゃレベルアップに時間がかかるからHELLに移動しようよ」と戦士。
HELLっていうのはボスキャラの待つ上級者用のダンジョンで、最低でもレベル25はないとキツイとモノの本で読んだのだが。

ちなみにそのとき、ミルミルのレベルは11、チルチルは18。
とてもじゃないが、生きていられるわけがない。

「怖いですう」
「死んじゃうですう」

チキンらしく怖じ気づく双子姉妹だったが、それでも戦士はHELLに行こうといってきかない。
姉妹に強いトコロでも見せたいのだろうか。

「敵はみんな石化してあげるし、大丈夫だよ」
「とりあえず武器を調達しにいこー」

魔法でゲートを開いて、戦士と魔術師は町へ帰ってしまう。
さっそくチルチルから打合せの電話。

「おい、どーするよ」
「死んでも生き返らせてもらえばいいべや」
「いいもん買ってもらおうぜ!ウヒヒ」

とたんに口調がかわって悪い相談をはじめる自称双子姉妹。
のこのこと町へ帰ると、戦士と魔術師が噴水の前に荷物をぶちまけて買い物にいそしんでいる最中だった。
なんで荷物をぶちまけるかというかと、持ちきれないからだ。

「武器と防具、見せて」

と、戦士がいうのであわててリングを外すと、それにともなって各種ステータスがいきなり下がってしまい、装備をつけていられなくなって、いきなりすっ裸になるのであった。

「ぎゃあ!」
「わははは」

さすがに笑われる。格好悪いことこのうえない。

「うーん、これじゃあちょっと不安かな~。これ着られる?」

もらった防具を着ようとするが、例によってSTRが足りなくて着られない。

「着られないですう」
「じゃあこの指輪あげる」

なんだかすごい指輪までもらって、ようやく武器防具を身につけることができた。

「よーしそれじゃあTP(町まで直通の魔法のゲート)開いてくるねー」

戦士はそういって、ひとりですたすたとHELLに行ってしまった。
ある程度のレベルに達していないと、ショートカット用の入り口から入れないからである。
しばらく待つと「準備おっけー」の合図が。
双子姉妹、どきどきしながらゲートをくぐる。
はたしてそこは、いまだかつて見たことがないようなおどろおどろしいダンジョンだった。
いきなり横っつらに稲妻が飛んでくる。

「ぎゃあー!」
「いてていてて!」

一撃くらうだけでHPが半分になってしまうので、ヒーリングの呪文を唱えながら弓を撃つミルミル。となりで薬を飲みながら弓を撃つチルチル。なんだか見たこともないような強烈なモンスターがうじゃうじゃとわいているところに、戦士と魔術師が果敢に突っ込んでいく。

「怖いよ~!」

大騒ぎしながら、味方もろとも弓矢で攻撃する双子姉妹。
なにが怖いって、いかにも邪悪そうな巨大ムカデやら、角のはえたでっかい悪魔やら、モリガンみたいな色っぽいサキュバスやら、口から酸を吐く通称ゲロ犬やらが大挙してやってくるのである。戦士と魔術師がかろうじて奴らを押しとどめているからいいようなものの、ひとりかふたりでもこぼれてこようものならあっというまに瞬殺は確実だろう。

…と思っていたら、あっという間に敵がこぼれてきて、案の定瞬殺された。
世界が真っ赤に染まる。
それでもまわりは見えるし、しゃべれるので、モンスターどもに自分の死体を蹂躙されながら、情けなく助けを呼ぶしかなかった。

「たぁすけてぇ~~~」
「へる~ぷ!」

姿は見えないが、やはりチルチルも瞬殺されてしまったようだ。
おそるべしHELL!

「今行くから待ってて」

頼もしいのかなんなのかわからない戦士の声。
むこうから敵を蹴散らしてくるのが見える。
…と思ったら、通信状態が悪化して、戦士が消えた。

「あらら、消えちゃったよ」

魔術師がやってきて、かわりに生き返らせてくれた。
死んでしまうと持っていた装備やアイテム、おまけに自分の片耳までぶちまけてしまうので、あわててそれらを拾わないとすなわち命が危ない。
が、ない!ない!大事な指輪がない!

「アレがないとなんにも着られないよ~」

騒ぎながら指輪を探す双子姉妹だったが、運悪くそんな時に別の敵の大群が押し寄せてきてしまったのであった。大ピムチ。

「OHHHHHH!」

チルチルの悲鳴、正確にはチルチルのキャラの悲鳴。
またもや瞬殺されてしまったようだった。
辛くも指輪を見つけた私は、サキュバスの放つ怖い魔法から逃げ回りながら、物陰に潜んで助けを待つことにする。

「おっまったっせ~」

のんきなことを言いながら戦士がのこのこと帰ってきた。

「なんか今日回線の調子が悪くて」

戦士がばっさばっさと敵をなぎ倒していく後ろからそろそろとついていって、チルチルの死んでいるところへとやってくる。
完膚無きまでに死んでいる。
いい気味である。

嫌味の電話をかけることにする。

「だっせ!!!ヒーリングくらい使えないの?プゲラ」
「だって魔法嫌いなんだもん!」

死んでまでそういうことを言うか。
魔法で復活すると、チルチルはあわててアイテムを拾いはじめた。

「ない!ない!指輪がない!」

またやってる。

「ヨロイもない~!」
「ヨロイなら拾っておいたよ」

魔術師が気をきかしておいてくれたらしい。なんていい人だろうか。

「でも指輪がないから着られないですう」
「なくなっちゃったの?じゃあこれあげる」

人からもらった指輪を恵んでやるミルミル。
とりあえずチルチルのステータスは回復したようだが、まだヨロイがないといってうるさい。

「さっきそこにおいたけど?」
「消えましたあ」

(ミルミル)は拾っていないので、もしかして戦士と魔術師のうちどちらかが拾ったのか?…と詮索してみたりもしたが、もっといい装備を持っているはずなのでそれはありえない。どうやら通信状態が悪いせいで、どこか次元の彼方ヘ吸い込まれてしまったらしい。

「あああ、人からもらった大事なものだったのにい!」

オマエの装備は全部もらいものなのか、チルチル。
ともかく、もう一度町へもどってお買い物することになった。
みんなの金を集めてほどほどのヨロイを買った時はすでに夜中の2時をまわっていたという。

「眠くなったから落ちます~」

急に魔術師が言って、さっさとゲームから抜けてしまった。
魔術師はそうでもなかったが、戦士は通信状態が悪くてたびたび消えてしまうので、残された我々はかなり不安なのだった。
それでも戦士は飄々としている。

「よーし、じゃあ、ディアブロを倒しにいこっかー」

なんとラスボスを倒しに行こうというのである。

「ひえええええええ!」
「そればっかはご勘弁を~~~!」

あわてふためく双子姉妹。

「でもレベル20あればなんとかなるよ」

荒行の甲斐あって、いつのまにか大台を突破していたのだった。しかしミルミルが9レベルアップしたのに、なんで4レベルしかアップしていないんだチルチルよ。

「んじゃTPあけてくるね~」

またもやすたすたと行ってしまう。なんであんたは危険なトコロに行きたがるか。

「チルチル、また死ぬんじゃない?」
「たぶん10回は即死する」

ごにょごにょと電話で話し合っていると、町のはずれに魔法のゲートがぽっかりとできた。

「できたよ~ん」

向こうから戦士の声がする。
意気込んでゲートをくぐると、そこはいきなり最終ステージだった。
今まで以上におどろおどろしい雰囲気が漂っている。

「ひいいい、恐ろしい~~」

びくびくしながら戦士の後を追いかける。
すぐに敵の大群がわんさかやってきて、あっというまに大混戦になった。

「怖いよ~!」
「死んじゃうよ~!」

大騒ぎしながら弓を撃ちまくる姉妹だったが、そんな時いきなり戦士が消えてしまったからさあ大変。
よりによってこんな時に消えるか。
とにかく死にものぐるいで敵の攻撃を振り払う。
チルチルなどは目を離したスキにまた死んでしまった。

「たぁすけてぇぇぇぇぇ」
「えーい、世話のかかるヤツ!」

たまたま復活の巻物を持っていたからいいようなものの、持っていなかったらどうするんだ。
あ、TPのスクロールもあった。なんとかなるもんだ。

「怖いから町へ帰ろうか」
「そうしようそうしよう」

ふたりして町へ帰ると、また戦士が復帰してきたところだった。

「やあごめんごめん。回線の調子が(以下略)
「今日はもうおしまいにしましょう。ヒーリングの魔法を修行してきます~」

と、チルチル。
ようやく魔法の重要性がわかったらしい。

「そっかあ。それじゃあ僕はもうちょっとレベル上げするから」
「今日はどうもお世話になりましたあ」
「いいものいっぱいもらっちゃって~」
「いやいや~」

旅は道連れ、世は情け。
ディアブロやるなら物乞いせよ。
双子の自称美人姉妹はひとまず冒険の幕を閉じたのであった。

その後、またもやチルチルは戦士とメール交換の約束をしたらしい。
なにやってんだおまえはよ。


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